念一叨

ふたりの大漁節
沖[おき]じゃ名打ての 暴[あば]れん坊が
背中丸めて 飲んでるお酒
船を出せない 嵐の晩は
傍に私が 居るじゃない?
アレワエーエ エト ソーリャ 大漁だェ
晴天[なぎ]待つ二人の 大漁節

陸[おか]じゃ取り/柄[え]も 甲斐性[かいしょう]もないと
笑うあんたが 私の宝
徳利[とくり]並べて ゆらりと酔って
膝[ひざ]を/枕[まくら]に 眠りゃいい
アレワエーエ エト ソーリャ 大漁だェ
寄り/添[そ]う二人の 大漁節

海よ/荒[あ]れるな 夜風よ/哭[な]くな
どんな/苦労[くろう]も 笑顔[えがお]で/耐[た]える
此処はあんたと 私の港
出[で]船 入[い]り/船 夢見船
アレワエーエ エト ソーリャ 大漁だェ
春呼ぶ二人の 大漁節